メカニカルシール取付事例

CASES

事例1:汚泥ポンプ

内装型メカニカルシールを外装型メカニカルシールに変更

電気メーカー A社様

改善前の問題点
  • 流体はスラリー液で大気に触れると結晶する液質である。
  • メカニカルシール(内装型)は半年毎に漏れを繰り返していました。シールが漏れるとオイルがポンプ内に混入し、ポンプ内液はオイルに流れる。そのためベアリングへの潤滑が損なわれていました。
  • メンテナンスの改善案件として、シール漏洩の度に行っている分解整備の解消とその起因であるシールのライフ延長が求められていました。
改善点
  1. 液質(固着、結晶)に適合するダブルシール(777SW)を選定。
  2. ダブルシール取付用に軸封部を外装方式に改造・ポンプ組立・シール取付調整。
  3. 環境コントロール クエンチング(目的:洗浄、冷却、潤滑)循環式を採用。
改善後の結果
以後、シールライフの延命となり、ノーメンテナンス。ポンプ整備に要する労力と時間の削減でトータルコスト低減を実現しました。
  • 改善前内装式回転型メカニカルシール
    改善前(内装式)
    回転型メカニカルシール
  • 改善後外装式
    改善後(外装式)
  • ダブルシール777SW-25MM-SC/SC
    ダブルシール
    777SW-25MM-SC/SC

事例2:攪拌機

グランドパッキン式をメカニカルシール式に変更

東京都 飲料製造会社 B社様

設備仕様
  • 装置名:珪藻土添加バット(攪拌機)
  • 攪拌機型式:内製
  • 流体:珪藻土+炭酸ガス
改善前の問題点
  • グランドパッキン式の場合は、軸摩耗が生じるためガス漏れは避けられず、その防止にはパッキンの増し締め作業を頻繁に行う必要があった。メンテテナンスの改善と環境対策を目的としメカニカルシールに取替えました。
改善後の結果
軸封部を改造しダブルシールを装着しました。ガス漏れ無し、以後3ケ月毎定期のグリース補給を条件にメンテナンスフリー。
  • 攪拌機 全景
    攪拌機 全景
  • グランドパッキン式とメカニカルシール式
    グランドパッキン式とメカニカルシール式
  • 上部スタッフィングボックス
    上部スタッフィングボックス
  • 下部スタッフィングボックス
    下部スタッフィングボックス
  • 駆動軸
    駆動軸

事例3:攪拌機

静止型メカニカルシールに変更

富士市 製紙工場/小田原市 化学工場 C社様

設備仕様
  • 装置名:リアトロン用シールユニット
  • 実験プラントと生産ラインのためのインライン処理:バッチ処理
  • 攪拌機型式:RT-150
  • 流体:メチルエチルケトン50%+シクロヘキサン
  • 回転数:8000rpm(Max)
改善前の問題点
  • 高速対応=純正メカニカルシール(海外品)は短期漏れとなり対応に困っていた。
  1. メカニカルシールの摺動部の発熱と早期摩耗
  2. ベアリングの発熱
  3. 主軸の振れ
改善後の結果
液漏れが無くシール性向上。高速対応機器につき定期整備は実施している。
  • リアクトロン RT-150
    リアクトロン RT-150
  • ジェネレーターシャフト
    ジェネレーターシャフト
  • 構造断面図
    構造断面図
  • 漏れテスト
    漏れテスト

事例4:多段渦巻きポンプ バランスタイプ(メタルタイプ)

グランドパッキン式をメカニカルシール式に変更

藤沢市 情報機器製造会社 D社様

設備仕様
  • 装置名:市水揚水ポンプ
  • ポンプ:多段ポンプ 軸受メタル両持ち型
シール取付のポイント
  1. 通常、メカニカルシールの軸のスラスト方向の振れは0.13mm以内としています。弊社取り扱いメカニカルシールは、軸スラスト量:1~1.5mmにおいて、カートリッジ設計独自のセッティング方法により装着を可能としました。但し、発停時だけ移動するものとし通常の運転中は軸移動しない条件下です。
  2. 軸スリーブの改造が必要・・・多くの実績が有りますので、詳細はお問い合わせ下さい。
  • シール取付部
    シール取付部
  • グランドパッキン式
    グランドパッキン式
  • ポンプ全景:メカニカルシール式
    ポンプ全景:メカニカルシール式
  • メカニカルシール式
    メカニカルシール式

事例5:両吸込み渦巻きポンプ

グランドパッキン式をメカニカルシール式に変更

横浜市 自動車製造会社 E社様

設備仕様
  • 装置名:冷却水ポンプ
  • ポンプ:両吸込み渦巻きポンプ
改善前の問題点
  1. 鍛造工場のために冷却水には鉄粉が混入している=軸スリーブの摩耗を促進する。
  2. スタフィングBOXは負圧状態にある=パッキン部は漏れず(潤滑不足)、乾きの状態。
  3. 操業時にポンプ立上げに時間がかかり困っていた。
改善後の結果
全ての問題が解消され、以後メンテナンスフリーとなった。
シール取付のポイント
シール取付面の処置・・・面精度はケーシングのノックピンで決まる。シール性に 欠ける場合は当社独自のシール取付法で解決します。
  • ポンプ構造図
    ポンプ構造図
  • グランドパッキン式:乾いた状態
    グランドパッキン式:乾いた状態
  • ポンプ分解:グランドパッキン式
    ポンプ分解:グランドパッキン式
  • ポンプ組立:メカニカルシール式
    ポンプ組立:メカニカルシール式
  • ポンプ組立完了:メカニカルシール式
    ポンプ組立完了:メカニカルシール式

事例内容について

なお、納入事例の内容において御客様の機密に関わる事項については、御承諾頂き、御協力のもとで公開させて頂いております。

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